ハードな筋トレはダイエットに逆効果!?頑張らない運動で基礎代謝アップを目指そう

太ももやお腹周りなど、引き締めたい部位ばかり集中的にトレーニングしていると、筋肉が太くなりダイエットに逆効果になることがあります。
気になる部位に筋肉をつけることはできても、脂肪だけを燃焼させることは難しく、いくらハードな筋トレをしても理想の体型に近づかないことも少なくありません。
実は、ダイエットには基礎代謝のアップを狙った頑張らない運動が最適なのです。
適度に筋肉がついた女性らしい体つき
ダイエットと聞いてハードなトレーニングや筋トレを思い浮かべる人は多いはずです。
もちろんトレーニングや筋トレによって筋肉がつくことは間違いありませんが、女性が求めるダイエットは、ゴツゴツした太ももを手に入れることや、ムキムキの二の腕になることとは限りません。
適度に筋肉がついた女性らしい見た目になりたいと考えてダイエットを行う人も多いはずです。
ハードな運動や筋トレは控えて、体全体を引き締めていく理想的な体づくりを行っていくのがおすすめです。
ハードな筋トレが老化を招く?
ほとんどの人は運動は体にいいと思っているはずです。しかし、激しい運動は酸素を大量に吸い込んで、体を動かすためのたくさんの燃料を作ります。
この時に大量の活性酸素が発生するのです!
活性酸素は体の老化を進める元凶であり、ダイエットをするときは、この活性酸素をできるだけ発生させないようにすることが大切です。
頑張らないダイエット
ダイエットで女性らしい身体を目指すのなら、ハードな運動は避けたほうが良いでしょう。
具体的には基礎代謝を上げることを目標とした速足ウォーキングや体幹トレーニングなどがおすすめです。
速足ウォーキングや体幹トレーニングはムキムキの筋肉をつける運動ではなく、基礎代謝を上げて脂肪を燃焼しやすい体をつくることが目的です。
速足ウォーキングとは?
速足ウォーキングとは、その名の通り速足で行うウォーキングのことです。
背筋を伸ばし両手を大きく振りながら、リズミカルな呼吸で5分もすると汗ばんでくるくらいの速さで歩くだけの運動です。
ジムに通う必要もありませんので、通勤時や昼休み時間を利用して、週4日、1日に10分×3回を目標に行いましょう。
5~6ヶ月ほど続ければ、太ももの筋肉量が2割前後増えるといわれています。
体幹トレーニングとは?
体幹とはいわゆる体の中心であり、頭部と左右の手足を除いた胴体部分を指します。私たちがあらゆる活動をするときに使う部位のことです。
体幹にも筋肉が含まれていますが、体幹トレーニングでは、いつのまにか偏った使い方をしてきた筋肉のクセを矯正し、体幹全体の筋肉をバランスよく使えるようすることが目的です。
筋肉の使い方が矯正されると、関節の動きが良くなるという嬉しい効果もあり、その結果、基礎代謝が上がり、少しの運動でもエネルギー消費量が高まります。
最も有名な体幹トレーニングのメニューといえば「ドローイン」と「プランク」の2つです。自宅でも手軽にできる方法なので、ぜひ実践してみてください。
【ドローインのやり方】
- 仰向けに寝て膝を直角に立てリラックスした状態をつくります。
- この状態で鼻から大きく息を吸って、お腹をへこませるように口から息をゆっくり長く吐き出します。 息を最後まで吐ききることがポイントです。
- この呼吸を5~6回繰り返します。
【プランクのやり方】
- うつ伏せに寝た状態から体を一枚の板になるように肘とつま先で体を持ち上げて支えます。
- そのまま体を持ち上げた状態をキープします。
- 時間は無理なく続けられる時間でも良いですが、慣れてきたら1分間を目標にしましょう。
筋肉を大きくするようなハードな筋トレでなくても、自分のペースで短時間の体幹トレーニングを行えば、効率的に脂肪を燃焼してくれる理想の体に近づくことができます。
まとめ
女性らしい体つきを目指すのなら激しい筋トレは避けた方が良いかもしれません。痩せたい部位ばかり動かしていると逆に太くなってしまうこともあります。
頑張らない速足ウォーキングや体幹トレーニングを続けていれば、効率的に脂肪を燃焼してくれる理想の体に近づくことができるでしょう。