恋人にするなら外見重視?内面重視?

恋人するなら「絶対イケメン!」という人と「やさしい人ならブサイクでもOK」という人がいます。
この違いは一体何なのでしょうか?今回は外見を重視する人と内面を重視する人の違いを考えてみましょう。
面食いの人とそうでない人
人が相手を「イケメン」「美人」と判断するとき、ひとつの基準になっているのが「左右対称性」です。美形と言われる人は、ずれやゆがみが少なく、左右対象に近いのです。
顔やカラダの左右対象が崩れる原因は、遺伝に加え、ストレスや病気、老化、生活習慣などがあります。つまり、イケメンや美人は、ストレスや病気などに強く、健康であると考えられるのです。美形がモテるのは、丈夫な遺伝子を残したいという本能から自然なことといえるでしょう。
- 左右対称性(シンメトリー)…「整った顔」の条件は顔の左右対称性が保たれていることです。人間以外の生き物でも、翼の大きさ、角の長さなどが左右対象であるほど健康だとされています。
ただし、個人差はあります。パートナー選びの際、外見を重視する傾向が高いのは、自分が周りから「どう見られているか」を意識して行動するタイプの人が多いそうです。こうした人を心理学では「セルフモニタリング」能力が高い人と呼びます。
- セルフモニタリング…自分自身を客観的に見つめ、調整すること。セルフモニタリング能力が高い人は、自分がどう見られてるかを考えて行動する傾向があります。
興味深いところでは、お酒を飲む習慣がある女性は、飲まない女性よりも左右対称性に関する判断力が低いという研究結果があるのです。
結果的に、お酒を飲む女性は男性の外見にあまりこだわりがないといえるのです。
セルフモニタリング能力の高低
自分自身を客観的に見つめる「セルフモニタリング」能力の高さは、パートナー選びにも現れます。
セルフモニタリング能力が高い人
セルフモニタリング能力が高い人の行動・判断基準が「自分が人からどう見られるか」です。そのため臨機応変に行動し、多くの人と円満な人間関係を築くことができます。
一方で、相手によって態度や意見が変わる印象を持たれたり、まわりを意識しすぎて神経質になったりすることもあるようです。
【よくある特徴】
- ファッションを強く意識している
- ブランドものが好き
- 友達が多く、社交的
- ウソが上手
- パートナー選びの際は、外見や地位を重視
セルフモニタリング能力が低い人
セルフモニタリング能力が低い人の行動・判断基準が「自分自身がどう感じるか」です。そのため行動や判断に一貫性があるため、信頼されやすい特徴があります。リーダーにも向いています。
一方、その場に自分を合わせようとする意識が薄いため「空気が読めない」「融通がきかない」と思われることもあります。
【よくある特徴】
- ファッションにあまりこだわらない
- ブランドものに興味がない
- 単独行動が多い
- ウソが苦手
- パートナー選びの際は、性格を重視。
ちなみに結婚相手の条件として、容姿について重視するのは、男性で22,9%、女性で15,6%と、男性は女性よりも外見重視といえるようです。
まとめ
外見重視の人と内面重視の人の違いは、セルフモニタリング能力の違いによるところが大きいようですね。
ただし、外見の良し悪しは表情に大きく左右されることも忘れないでくださいね。
笑顔で明るい表情をした人は、自然と「よい外見」に感じられます。外見を磨きたいなら、笑顔を心がけることが大切です。