うわさ話を味方につけて意中の人からの好感度アップをねらう

好意を持っている相手にもっと近づきたいとき、うわさ話が力を発揮することがあります。
友人に協力してもらい、好感度をアップさせる方法をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね!
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第三者からの言葉
心理学には、第三者から伝えられた情報のほうが信頼性が増し、影響力が大きくなる「ウィンザー効果」という理論があります。たとえば、店員さんの言葉よりも、友達やSNSの口コミを信じてしまうのも、この心理によるものなんです。
- ウィンザー効果…本人から直接伝えられる情報よりも、第三者からされる情報のほうが信憑性があり、影響力が増すこと。
そこで、共通の友人に「後押しのひと言」をお願いすることで、あなたの印象高めることができるのです。共通の友人から、あなたの良いうわさ話やほめ言葉を伝えてもらうのです。とくに、付き合うまであと一歩という状態であれば、相手の決心を固めるきっかけにもなります。
信頼できる友人から高評価を得ているとなれば「あの子は本当にいい子なんだ」と思い、「自分の考えは間違っていない」と確信するでしょう。これは「フィキシング・ソリューション効果」と呼ばれる心理効果です。
- フィキシング・ソリューション効果…日本語にすると「定着液効果」。現像した写真を印画紙に定着させるように、まだ揺れている気持ちを、時間が経過しても消えないように定着させること。
また、賭けに出るなら、共通の友人から「〇〇さん、あなたのことが好きみたいよ」と、さりげなく伝えてもらうという手もあります。そんな話を聞くと妙に意識してしまうものです。好意の返報性が働き、いつの間にか両想いという可能性もあります。
また、「こんな話を聞いたんだけど…」と、うわさの形で話すことは、実はその人の本音という場合もよくあります。人は、自分の考えと一致する情報を集中的に覚えているものなのです。
まわりの影響で意見が変わる?
ある心理学者が行った「同調」に関する興味深い実験があります。
これは被験者に下記の図1の線と同じ長さの線を選ばせるもの。このとき、1人で回答させる場合と、大勢のサクラがいる場合を用意して、違いを比べたのです。
この実験の結果、1人で回答した場合は、99%以上の人が「B」と正しく解答したのに対し、7~9人で回答し、サクラ解答者全員が誤った解答をすると、多くの人がサクラと同じ解答をしたそうです。
まわり全員が「A」と答えることで、自分の判断を信じられなくなってしまったのです。また、周囲から浮いてしまうことを恐れ「A」と答えたということです。
人は、集団の中では、まわりに合わせる傾向があります。まわりの友人が高評価をする人物に対しては、自然と好感を持ってしまうわけです。
まとめ
第三者からの言葉には大きな影響力があるということですね。
うわさ話を味方につけて、意中の人からの好感度アップを狙ってみてはどうでしょうか?