正しい姿勢を意識しよう!今すぐできるチェックポイント

正しい姿勢は美しい女性になるための必須条件!
正しい姿勢が維持できないという人は、カラダがゆがんでいることが大きな原因です。では、ゆがむとは何か?正しい姿勢とは?
立ち姿が美しい女性になるためのチェックポイントをまとめてみましたので、ぜひ参考にして下さい。
Contents
ゆがみと生活習慣
まずは、カラダがゆがんでしまう原因を考えてみましょう。
ストレスこそが物体のゆがみを起こさせると言われているんです。もともとストレスは機械工学の分野で用いられていた言葉なんですが、例えば、家の柱が1本でも斜めに傾いていると、別の場所に負担がかかり、それらが連鎖して、壁がずれたり屋根がずれたり、不具合が生じます。
これは私たちのカラダも同じなんです。
ゆがみは日常生活での生活習慣やスポーツなどで、カラダにストレスがかかった結果、起こるものと考えられているのです。
カバンをいつも右手で持っている、スマホの使用や長時間のPC作業で、頭が前に出て猫背になる。立ち姿勢でも片足で重心をとるなどの日常生活の癖や悪い姿勢がストレスとなり、ゆがみの原因につながると考えられています。
スポーツなどで特定の筋肉のみを多く使う場合も、ゆがみの原因になります。
例えば、ゴルフでは片側しかスイングを行わないので、反対側へひねる動きが悪くなります。サッカーや野球など利き脚、利き腕を多く使うので、筋肉の疲労や筋肉量が変わることもあります。ランニングもアキレス腱や太ももの前など特定の部位に負担がかかります。これを放っておくと体のゆがみにつながり、パフォーマンスが低下したり、ケガをすることもありますね。
家の場合は材料により寿命に差はありますが、耐久年数はあります。私たちのカラダも老化により、だんだん弱くなります。家の柱が木材でできていて、柱が傾いてゆがんだ状態のままにしておくと、木材の柱がさらにゆがみ、家全体が傾いてしまう。これでは安心して暮らせないので建て替え補修をする…。
人間のカラダも同様にゆがみを放っておくとカラダが無理をしている状態が続いてしまうので、肩こりや腰痛だけでなく、頭痛や代謝低下など様々な不調の原因になります。
そのためゆがみを整えて正しい姿勢を維持することが重要になるんです。そして、ゆがみにくいカラダにするために、ゆがみを整えることと同時に、バランスを整えるエクササイズや筋力を上げるトレーニングが大切になってくるのです。
正しい姿勢とは
正しい姿勢とは何なんでしょうか?
それは、ただモデルのような美しいスタイルというだけでなく、ニュートラルポジションと呼ばれる姿勢であることがポイントです。
ニュートラルポジションとは、骨盤、脊柱(背骨)、頭の位置が正しい位置にあり、重力に対して無理のない姿勢であること。この姿勢は力学的にも安定しているため、カラダへの負担が少なく、疲れにくく、痛みも起こりづらい効率の良い姿勢ともいえるのです。
正しい姿勢を意識することはとても重要です。正しい姿勢を保とうとすることは、普段はゆがみにつながる姿勢をしているカラダを矯正しようとする事です。
正しい姿勢は、カラダに対する負担が少なくなり、意識するだけでもゆがみ防止につながるのです。
正しい姿勢は、立ち姿で横から見た場合と正面から見た場合の前後左右の骨盤、脊柱、頭の位置が正しい位置であることがポイントです。以下のチェック項目で自分が正しい姿勢かどうか確認してみましょう。
正面から見た正しい姿勢
正面から見て下記が一直線上にあることが望ましい。
- 肩の高さに左右差がない
- 頭は傾かず中心にある
- 骨盤の高さが左右同じ
正面から見た場合は、左右差がないかをチェックします。例えば、鏡の前に立って観察してみると良いでしょう。鏡などに目安となるひもかテープを貼るのも良い方法です。
横から見た正しい姿勢
横から見て下記が一直線上にあるかをチェックします。
- 耳たぶ
- 肩峰(肩の真横)
- 大転子(太ももの付け根の横)
- 膝関節の中心よりやや前
- 外くるぶしのやや前
脊柱では重心線に対して頸椎が前弯し、胸椎は後弯、腰椎は前弯、仙骨は後弯曲といった生理的に決まった弯曲があるのです。
この弯曲の度合いは、いくつかのタイプに分かれますが、これらの違いは生まれ持ったものと、日常の悪い姿勢の繰り返しやコアのインナーマッスルである腹横筋や大腰筋のコンディションにも影響します。
ゆがみ4タイプ
自分の姿勢のタイプはどれになるかチェックしてみましょう!
1、前弯ー後弯姿勢
特徴は、ビール腹やハイヒールをよく履き筋力の弱いに人など。
前弯ー後弯は、首から腰にかけての弯曲のことで、猫背で腰が反っている状態です。
お腹の筋肉群と脚を後方にもっていく股関節伸筋群が弱ると起こりやすく、また、アゴが前に出て頭もつられて前に移動する頭部前方位でもあります。猫背のため、背中の肩甲骨を寄せ、胸を張る動きが弱くなっています。骨盤も前に傾きすれています。
改善のためには、首や肩の筋肉と大胸筋をストレッチでほぐし、胸を張る意識を持つことがポイントです。また、お尻の筋肉を鍛えていくと腰の反りを改善しやすくなります。
2、フラットバック
特徴は電信柱のような種類の人。
フラットバック姿勢は脊柱の弯曲がない、まっすぐな姿勢を指します。まっすぐであることは良いことように感じるかもしれませんが、背骨は自然の弯曲があるのが正しい姿勢であり、弯曲のない脊柱はゆがんでいることになります。
骨盤や胸郭の傾斜により脊柱がフラットになっています。腰椎の前弯が減少し腰が丸くなっているため、脊柱の動きが制限されてしまいます。すると、上半身の前屈や後屈がしづらくなります。骨盤が前傾するように、股関節の屈筋や腰部の伸筋の強化が改善のポイントです。
3、スウェイバック
特徴はお尻やお腹がペタンコの人。
スウェイバックは、股関節の姿勢を支持する筋肉が弱くなっているとおこりやすい姿勢です。そのため腸骨大腿靱帯(股関節内で直立姿勢を助ける靭帯)でカラダを支えるように骨盤を前方に移動させている形で、股関節の後方の筋群は短縮し弱くなっているいます。頭部前方位も同時に起こることが多い姿勢です。
改善のためには腹斜筋、腸腰筋、内転筋、大殿筋、中殿筋などの強化が必要です。大殿筋を使いにくいのでヒップアップしづらい姿勢です。
4、軍隊(凹はい)タイプ
特徴は筋肉があるがカラダの柔軟性があまりない人です。
まるで敬礼をしているかのように見える軍隊タイプ姿勢の人は、筋肉量が多い人によく見られます。筋肉がついていても、柔軟性を伴わない筋肉だと、使われて縮んだ状態が続くので筋肉が硬くなり、関節や骨に負担をかけてしまいます。腰や太ももが硬い人が多く、このタイプのゆがみにつながります。
骨盤等がややずれていることもあり、腰が反る原因でもある骨盤の前傾をゆるめるとともに、胸郭の前方に移動しているのをおえるように意識すると良いでしょう。腰が常に緊張しているので背筋痛などを起こすことが多く、腹筋の下部の強化と腹筋上部で胸郭の下側を引き寄せるようにすると良いとされています。
まとめ
正しい姿勢になるためには、カラダのゆがみを矯正していくこと重要です。
自分の体のゆがみをチェックして、ストレッチやマッサージでカラダをほぐし、筋トレで筋肉を鍛えましょう。