必須アミノ酸イソロイシンのすごい効果!筋肉を作るもとになる!?

筋肉というとタンパク質が有名ですが、そのたんぱく質を作るためにはアミノ酸イソロイシンが必要です。今回はそんな筋肉にとってすごい効果のあるイソロイシンに注目してみました。
イソロイシンの役割に注目してその効果を検証してみましょう。
Contents
イソロイシンって何?
筋肉をつけるためには筋トレだけではなく、筋肉の材料となる栄養素を取り入れなければなりません。
そのためにはタンパク質が必要と思われるかもしれませんが、そのタンパク質を作るためにはアミノ酸イソロイシンが不可欠なのです。ではイソロイシンとは何でしょうか?
イソロイシンとは?
たんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されています。イソロイシンはその中の必須アミノ酸のひとつです。
筋肉を作るために必要な必須アミノ酸ははイソロイシンの他に「バリン」「ロイシン」というものがあります。
この「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」は共に「BCAA(分岐鎖アミノ酸)」というグループに属し、それぞれが互いにに関係があります。
筋肉を作るためにはどれをどの程度とるか、ということについては専門家の間でも意見がわかれていますが、基本的にはどれか一つを過剰摂取するのではなくバランスよく摂取するのが大切と考えるのが良いでしょう。
BCAAのなかでバリンは筋肉を作り、たんぱく質が正しい量を調整する働きがあります。また、ロイシンは作られた筋肉を維持したり管理したりする働きがあります。
ではイソロイシンはどのような効果があるのでしょうか?
イソロイシンの効果
イソロイシンには主に7つの効果があります。それぞれの効果に注目してみましょう。
筋肉強化・修復
イソロイシンの働きの基本的なものといえるのはバリンと同様筋肉の強化・修復です。tとくにタンパク質をつくることに直接関係していますので筋肉を強化するためには不可欠です。
疲労回復
イソロイシンは疲労回復系のアミノ酸ともいわれています。その高い回復力からスポーツドリンクに好んで用いられています。
成長促進
イソロイシンは甲状腺ホルモンの分泌を促進し、筋肉や体の成長を促す効果があります。
神経機能を正常に
イソロイシンは神経の働きをサポートし正常にする効果があります。脳から出され指令を素早く伝達することができるようになるので気力、集中力、また判断力や反射速度が上がります。また疲労回復効果にもつながります。
糖尿病予防
イソロイシンは筋肉強化の働きがありますが、この時のエネルギー源として用いられているのが糖質です。それでイソロイシンをとると血糖値の上昇を抑制し、結果糖尿病予防に効果があるようです。
肝機能を高める
イソロイシンは弱った心臓をケアし、肝機能の向上を促す効果があります。肝機能が低下すると疲労感を感じやすいのでこれが疲労回復効果にもつながります。
髪や肌の健康を保つ
イソロイシンは髪の毛や肌の元となる成分のため髪の毛や肌の健康を保つ効果があります。特に髪の毛のたんぱく質の80%はイソロイシンなので髪の毛に潤いを与え、育毛促進するというような大きな効果を期待することができます。
イソロイシンの摂取方法
イソロイシンは身体の中で生成されません。そのため食事やサプリメントから摂取する必要があります。
多く含む食べ物
イソロイシンを多く含む食材には牛乳・鮭・鶏肉・プロセスチーズなどがあります。
たいていの場合、成分表の中には「たんぱく質」としてしか表示されていませんが、これらにイソロイシンが含まれていますので安心してください。
サプリ・化粧品・ヘアケア用品
イソロイシンを効果的に摂取したいならサプリメントがおすすめです。
とくにトレーニングなどで筋肉を強化したい人はプロテインよりも手軽に摂取でき、筋肉の強化や疲労回復また気力や集中力をあげるので人気があります。
たいていのサプリはイソロイシンだけではなく、バリン、ロイシンなどがバランスよく含まれ筋トレを強力にサポートします。
また、イソロイシンは美肌効果や美髪効果があるため化粧品やヘアケア用品にも使用されています。アミノ酸の一つなので安心して使用できるのも人気の理由です。
イソロイシンの過剰摂取・摂取不足に注意
イソロイシンには様々な効果効能があり基本的に副作用はありません。またいろいろな食品に含まれているため普通の食生活を送っている限り摂取不足になることもまれです。
しかし、過剰摂取や摂取不足には危険が伴いますので注意が必要です。
過剰症 体重減少
イソロイシンを単体で過剰摂取すると他のアミノ酸とのバランスが崩れ、体重減少など阻害が起こります。
欠乏症 免疫機能低下 神経障害
一方イソロイシンが欠乏すると筋肉の減少の他、免疫機能低下、神経障害などにつながる恐れがあります。
まとめ
通常の食生活をしている限り、イソロイシンが過剰摂取や欠乏症になることはありません。
しかし、様々な効果があるからといってサプリを大量に摂取したり、あるいは偏った食事をしてイソロイシン欠乏症になることはありえることです。
イソロイシンは筋肉の成長には欠かせない栄養素です。適量のイソロイシンを摂取してトレーニングに活かしましょう。