女性ホルモンの乱れが引き起こす症状とホルモンケア

「月経痛でしんどい…」「最近、肌荒れや頭痛がひどくて…」「とにかくイライラする!」
そんな症状がある人は女性ホルモンのバランスが崩れているのかもしれません。
女性ホルモンの乱れが引き起こす症状とホルモンケアをご紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンは、美容、妊娠、出産のためにカラダを調節してくれるものです。具体的には、女性らしさを作る「エストロゲン」と「妊娠を助ける「プロゲステロン」があります。
不規則な生活やストレス、食生活の乱れ等で、ホルモンバランスが崩れるとカラダに様々な不調が出てきます。以下のような症状がある人は注意が必要です。
【ホルモンバランスの乱れが招く症状】
- 婦人科系…月経痛、月経周期の乱れ、不妊
- 美容…肌荒れ、冷え、代謝ダウン、肥満
- メンタル…イライラ、落ち込み、集中力ダウン など
次の項目に、3個以上当てはまる人はホルモンバランスが乱れているかもしれません。
✅月経周期が乱れがち
✅頭痛や肩こりがひどい
✅普段あまり運動しない
✅だるさや疲れをよく感じる
✅イライラすることが増えた
✅ぐっすり眠れない
✅夕食は21時以降が多い
✅肌や髪のトラブルが多い
✅足を出すファッションが多い
✅平熱が36度以下(低体温)
✅ヒゲや濃いスネ毛が増えた
なかでも足を出すファッションや薄着、ハイヒールは女性らしさをアップさせますが、女性ホルモンにとっては大敵です。血流が悪化してカラダが冷え、ホルモンバランスを乱してしまいます。
これらのファッションを楽しむときは、カイロや腹巻、ストールなどでお腹や首を温めるようにしましょう。
女性ホルモン分泌量の変化と過ごし方
ホルモン分泌量とともに心身の調子も変わります。ホルモンに合わせた過ごし方やケアを大切にしましょう。
1、月経期(月経開始~7日程度)
エストロゲンの分泌量が少ない時期。カラダのデトックス期になるので、ゆったりした服装で血行を良くし、予定を詰め込まず、穏やかに過ごすのがベストです。
2、卵胞期(7~14日程度)
エストロゲンの分泌量が徐々に増え始め、心身ともに調子が良く、肌のみずみずしさやハリもアップします。美肌やアンチエイジングケアにオススメの時期になります。
3、黄体期(7~14日程度)
この時期はプロゲステロンの分泌が盛んになり、肌が敏感でニキビやシミ、むくみが出やすく、心身が不安定になりがちです。保湿中心のシンプルなケアとストレス解消を大切にしましょう。
また、エストロゲンの分泌は、20代後半がピークです。30代後半頃から減っていきます。イライラや肌トラブル、頭痛やのぼせなどプレ更年期や更年期の症状も出やすくなります。
女性ホルモンケア
心身やアンチエイジングに大きな影響を及ぼす女性ホルモン。女性らしいカラダをつくり、冷えにくく、太りにくい体質づくりに役立つなど、女性の美を守る重要な働きをします。規則正しい生活や食事、運動でバランスを整えましょう。
また、女性ホルモンを補うサプリメントの飲み過ぎは、かえってホルモンバランスを崩すこともあるので注意をしましょう。
ホルモンの分泌を促すエクササイズ
骨盤と股関節をゆるませ、ホルモンバランスを整えましょう。夜寝る前に行うと睡眠中のホルモン分泌が高まり、効果的です。
1、仰向けに寝て、膝を肩幅に開いて両ヒザを曲げます。左足を天井に向けて持ち上げます。
2、ゆっくり呼吸しながら左足を反時計回りに10回、時計回りに10回まわします。右足も同様に行います。
女性ホルモンを整える方法
日頃から女性ホルモンに効果的な食事や心のケアを大事にしましょう。
まず食べ物では、黒ゴマや黒豆などの黒い食材は、東洋医学で女性ホルモンを整えるといわれています。白米よりも玄米、白砂糖よりも黒砂糖を選ぶと◎。お肉のホルモンを食べれば良いと考える人がいるかもしれませんが、ホルモンアップにはお肉のホルモンより、大豆や山芋などがオススメです。
心のケアでは、ONとOFFの区切りをしっかりすることが大切。仕事の頑張りすぎや完璧主義、ストレスはホルモンを乱します。OFFは趣味や遊び、休息を大事にしてリラックスを心がけましょう。
まとめ
ホルモンバランスの乱れは、カラダのあちこちに不調が出てしまいます。
女性ホルモンを正常に保つには、カラダが冷えないように心がけ、規則正しい生活が一番です。