ダイエット中の食事の食べ方!太る時間帯と痩せる時間帯の違いとは?

ダイエット中の食事は食べる時間を意識することが大切。
なぜなら、体には太る時間帯と痩せる時間帯があるからです。食べる時間を意識するだけで、無理なくダイエットをすることができるのです。
ダイエットに適した食事の時間についてご紹介します。
体は24時間のリズムで動いている
人間は24時間周期で生理機能が変動します。 朝目覚めてから夜眠るまで、1日のどのタイミングで体温や血圧が上がり、ホルモン分泌が高まるのが大体決まっています。
これはサーカディアンリズム(概日リズム)または体内時計と呼ばれるものです。
たとえば、肝臓がコレステロールを構成するタイミングは夕方で、糖質の代謝を促すインスリンの分泌機能は朝と昼が高く、夜は低くなります。
実は、人間を含む地球上全ての生物の体には体内時計という時計が備わっていて、1日のリズムを刻んでいるのです。このメカニズムをコントロールしているのが時計遺伝子です。
さらに、時計遺伝子は脳にある主時計と全身の細胞にバラバラにある末梢時計に分けられ、正常なリズムを刻むために24時間ごとにリセットをかける必要があります。 そのタイミングが主時計は朝、末梢時計は食事(朝食)の刺激になります。
目覚めてから太陽の光を浴びることで主時計が、朝食を食べることで末梢時計がリセットされ、1日の生体機能のリズムがそれぞれスタートするのです。
主時計と末梢時計の2つが同調することで、健全なサーカディアンリズムが刻まれるのです。
おはようございます。
朝目が覚めるとほっとする。
もう起きれないんじゃないか、って思ってるから。
目覚ましで起きられないから、自然に目覚めるしかない(;ω;)
体内時計で生きてるんだな、ってつくづく思う。
体内時計の仕組みをサーカディアンリズムって言うらしいんだけどなんかかっこいいね🐥✨— ななみゆういち🐣 (@nanami82806944) September 2, 2020
ダイエット中は規則正しい生活が大切
ダイエット中は規則正しい生活を心がけることが大切です。
昼夜逆転のような生活をしていたり、バラバラの時間に食事をしたりしていると、体内時計のリズムが狂い始めます。
そうなると食欲が制御できなくなりやけ食いを起こしたり、栄養が十分に使われなくなったりと、太りやすく痩せにくい状態になってしまいます。
朝起きる時間と寝る時間を決めて、同じ時間に3食をちゃんと食べることが重要です。こうすることで、食べた栄養素をスムーズに分解することができ、必要な栄養をしっかりと吸収することができるようになるのです。
体内時計に合わせた食事の食べ方
時計遺伝子はタンパク質によって体内時計を動かしています。その主な因子が、ビーマルワン (bmal1)とクロック(clock)、パー(per)とクライ(cry)という4種類のタンパク質です。
この4つのタンパク質がそれぞれ干渉し合い、一定のサイクルで24時間かけて増減します。
とくにビーマルワンには脂肪の合成を促す酵素をふやす作用があり、ビーマルワンが多い時に食事をすると脂肪が蓄えられやすくなってしまいます。
ビーマルワンは午後22時から午前2時の深夜に増え、昼間の午後3時ごろにもっとも減少する傾向があります。「夜食べると太りやすい」と言われていますが、実は、このビーマルワンの働きが原因なのです。
とくにダイエット中の夕食はビーマルワンが増える間に済ませておくことがポイントです。食事が消化される時間を考慮すれば、夕食は遅くとも午後19時までに済ませるのが良いでしょう。
朝夜軽めで昼はしっかり
私たちの1日はサーカディアンリズムによってコントロールされているため、朝食と夜食は軽めにして、昼食をしっかり食べるのが、ダイエットに適した食事の食べ方になります。
目覚めてから午前中は体をリセットする時間帯です。ボリュームのある朝食は内臓に負担がかかるため排泄する力が落ち便秘の原因にもなります。朝食は体内時計をリセットさせるウォームアップ食として軽めに済ませるのが良いでしょう。
ビーマルワンが減少し消化能力が高まる午後は痩せる時間帯です。最も活動的にもなるため昼食はしっかりと食べて栄養を補給しましょう。 多少カロリーが多くても、エネルギーとしてほぼ使い切ることができるでしょう.
吸収能力が高まる夜は太る時間帯です 。ビーマルワンの活動が最も高くなる午後22時の3時間前には夕食を済ませます。ダイエット中なら高カロリーの食事は避けて量も少なくしたほうが良いでしょう。
