会話を盛り上げるには聞き上手になること!「ど」を使って会話を広げる

会話はコミュニケーションの基本です!
例えば、好きな人とバッタリ会ったときに会話が盛り上がれば相手との距離がグッっと縮まります。つまり、会話が広がればチャンスも広がるということ。
会話を盛り上げるポイントをご紹介します。
Contents
聞き上手になる
人は、自分が気持ちよく話せると、会話が盛り上がったように感じます。つまり、相手に「盛り上がった」と思ってもらうには、相手の話を広げ、聞き上手になることがポイントです。
そのきっかけとなるのが、「開いた質問」です。これは簡単に言うとイエス・ノーで答えられない「5W1H」に関する質問のこと。
- 5W1H…情報伝達の基本となる要素。「何を(What)」「いつ(When)」「どこで(Where)」「誰が(Who)」「どうして・なぜ(Why)」「どのように(How)」の6つの要素を指します。
例えば、相手の趣味がキャンプだとしたら、「どんな場所に行くの?」「どんな準備をするの?」「どんな人と行くの?」といった質問をすることで会話が続いていきます。このように聞いた質問に対しの多くは「ど」で始めることができます。ただし、「どうして・なぜ」だけは基本的に使わないほうが無難。深く考えなければ答えが出せず、会話が止まる恐れがあるためです。
また、会話を盛り上げるもう一つの「ど」は「同調」です。「私も好き」「うちにも昔、猫がいたよ」など、相手の言葉に共感のあいずちを打ったり、共通点を示したりすると、親近感が深まり、相手も話しやすくなるでしょう。さらに、「長野にキャンプかぁ。いいね」と、話をまとめる、プラスの言葉を加えるなど、あいづちのバリエーションを増やせば、心地よい会話のリズムが生まれます。
効果的な相槌とは?
ある心理学者の実験で、被験者にある文章読ませて、「、」「。」が出てくるところで聞き役にあいづちを入れてもらう実験を行った。その後、話し手に聞き手を評価させました。あいづちは「へえー」「そうなの」「ふーん」といったごくごく普通のあいづちです。この実験の結果、あいづちのパターンによって、次のような評価が得られました。
○どこでうなずくか
話の「区切りが良い部分」だけでうなずく場合と、「区切りがあまり良くない部分」だけでうなずく場合を比較しました。もちろん「区切りが良い部分」でうなずくほうが高評価だったそうです。
○どれだけうなずくか
句読点の12%、40%、80%とうなずきの頻度を変えて比較したところ、40%が最高評価で、80%は最低評価だったそうです。ただし頻度は12%でも「区切りの良い部分」でうなずくと40%のうなずきと同じ最高結果が得られたそうです。
つまり、あいづちは回数ではなくタイミング。相手の満足感を高めるには、話の区切りを意識するのはもちろん、相手の顔や動きをよく見て、こちらに顔を向ける、体を傾ける、視線を向けるなど、動きに変化があったときにあいづちを打つのがポイントです。
まとめ
いかがでしょうか?会話を盛り上げるには聞き上手になることが大切のようですね。
また、ときには知らないふりも大切です。相手の話す内容を知っている場合、「それ知ってる!」と言いたくなります。しかし、それでは相手の気分を損ねる場合もあります。聞き上手になるには、知らないふりをする気遣いも必要です。